アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
雨降る朝 3
-
? side
朝起きていつものように
窓からの景色を眺め夢の微睡みから覚める。
…雨か
いつもと何かが違う気がした。
何が違うのか考え見れば、記憶が戻っていた。
「約束の場所…、行かなくちゃ……」
今まで必死に探していた場所
何故今まで思いだけなかったのか
その理由も思い出した。
弟だ
弟が催眠術をかけたのだ。
一時的に溶けるのは失敗したからか、
それとも、わざとそうしたのか…
「あの子も来るのかな…」
この催眠術の解ける条件には
兄弟全員の精神的な安定と
雨の日という条件があるみたいだ。
「はやく…、行かないと……」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
89 / 292