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19日目
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「研修も終わったし明日には帰れるな」
「久しぶりの日本か〜楽しみだなぁ…」
「李珥」
「ん?」
「今日は家族でレストランに予約してある個室にしてるからラフでいい」
「分かったそれまでに仕事まとめておくよ」
部屋にこもってパソコンを開く
壁紙は琉歌の寝顔写真
いつも使う手帳にはしずえと撮った写真
「あー…二人に会えたらいいのにな…」
でも、琉歌は怒って会ってくれないだろうな…
「会いたいよ…今すぐに…」
それから夜になりレストランに向かった
「お待ちしておりましたこちらへ」
ふと気になった個室には琉歌に似た大人っぽい男の人がいた
かっこいいな…
「お決まりになられましたらこちらのベルをお鳴らし下さい」
「はい」
「今日は最後だからな沢山頼んでいいぞ」
「お母さんどれがいい?」
「そうね…私これがいいわ」
「俺もそれがいいな」
「じゃあ俺も」
ベルを鳴らしてみるも音が鳴らない
「変えてきてもらってくる」
「あ、私も行きますお花摘みに行きたくて…」
「一緒に行こうか」
「待っててね」
「うん」
二人を見送ったあとに少しだけ賑やかな店内を見回ろうかと立ち上がったその時だった
「久し振りだな」
「えっ?」
そこにはさっき気になったイケメンだった
「えーと…」
「忘れたとか言わせねぇからな」
「…え、なんで…ここに…」
「あ?まず俺の質問に2つ答えてもらうまず、一つ目なんで黙って行った。
そして二つ目俺の事を本当に好きだったか」
「…好きだったよ…だから…だから黙って行ったんだ…」
「どうゆう事だ」
「俺は親が今まで守ってきた会社を継いで行かないといけないだからアメリカにも研修生として来たんだ…でも…それには琉歌と離れなくちゃ…しずえとも離れなくちゃ…そう考えると離れたくなくなって…言ってたら尚更行きたくなくなる…だから黙って…」
「そうか…足手まといになってたのか」
「足手まといなんて言わないで!」
「…李珥」
「何…?」
「お前知ってるか?ここでは結婚出来るって事」
「え…?うん勿論」
「ほら、これ持って明日結婚式場な向かえに行くから大人しく家にいろ」
「えっ?えっ?」
「いや…お前俺の家に来い」
「えっ?琉歌…?」
「んだよ」
「…夢じゃないんだよね…?本物だよね…?」
「当たり前だろうが」
「琉歌…!」
抱きつくと抱きしめ返してくれた
やっと会えた…会いたかったよ…琉歌
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