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いつもの場所
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『ちょっとおおお!良平さあああああん!?!?』
そう、これが俺らのいつもの場所。
ここが俺の大好きな場所なんだ。
「江口うるさいよ〜てかもう飽きたしそのツッコミ」
『飽きたとか言わないでくださいよおおおお』
『良平くんもえぐっちも落ち着きなって^^;』
俺にとってキラキラビートの収録は仕事の息抜きであった。
俺は基本的に仕事に対してストレスは無い方だ。
そう、仕事にストレスを抱えているんじゃない。
俺の隣に座っているこいつのせいだ。
『お疲れでーす!』
『良平くんお疲れ様〜!えぐっち今日もうるさかったよ!』
『なんですかそれw』
ウィングにとって江口はいい後輩なのだろう。
皆そうだ...と思いたい。
俺は江口に特別な感情を抱いている訳では無いと思っている。
しかし、先日のぶに言われた一言で江口を見る度に鼓動が早くなるんだ。
俺がただ1人で鼓動が早くなっているだけで別に江口やのぶ、もちろんウィングにも罪はない。
『良平さん?もし良かったらこのあと飲みに行きませんか?』
「んー、いいけど...この時間帯だから俺ん家で飲むか。」
収録が終わったのが夕方6時。
この時間帯に飲み歩くと最近では雑誌などに顔が載るようになったから気付かれやすくなってしまったんだ。
嬉しい事なんだけどこういう時に困る。
って待てよただでさえコイツを見る度にドキドキしてるのに自宅に誘ってしまった…。
俺としたことが...。
『何か考え事ですか?』
(ドキン)
怖かった。
俺の気持ちがこいつに知られて、もう一緒にいられなくなるのが...。
「別に何でもない。準備できたか?」
『...。もちろんです!行きましょう!』
この笑顔を向けられると冷静でいられなくなる。
まだ俺は認めていない。
こいつの事を『好き』になるなんて...。
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