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授業が終わって放課後、今日もいつも通り体育館で部活が行われている。
僕は千早先輩と合宿のことについて話し合いだ。
「1日目の……は……………から………………ね」
千早先輩の説明を聞きながら、少しずつ内容を頭に入れていく。
ノートにもメモを取り、大体の流れも理解した。
合宿後にある試合で、三年生は引退してしまう。
この合宿が千早先輩との最後の大仕事になるだろう。
千早先輩の技術やマネジメント力を盗んで、僕は残された一、二年生のために頑張らなくちゃ。
合宿の話も終わったところで、僕たちも部活に合流した。
ちょうど顧問から部員に、合宿の紙が配られているところだった。
「今年も例年と同じように、3泊4日の合宿だ。部屋割は部長に任せる。リフレッシュ時間も考慮するが、ゲーム等は持ってこないように!あくまでも合宿だということを忘れずに臨むこと。今月末までに親に承諾書書いてもらって部長に提出。以上だ」
「「「はい!!!」」」
顧問は部員にそう言うと、体育館を後にした。
顧問がいなくなったことを確認した部員たちは、目を輝かせて飛び上がる。
「っしゃああああ!!今年もナンパするぞ〜!彼女作るぞ〜〜〜!!!」
「ちょ、晴人!部屋割は各自でしよーぜ!今から!今から!!」
「最後の夏だー!!!!!」
主にはしゃいでいるのは三年生の先輩たちだ。
やっぱり最後の合宿は、いつも以上に楽しみなのだろう。
「あー。部屋割は各自でいいんだが、今日はもう18時回りそうだから急いで帰宅!また連絡するから、メンバー余らないように大体3〜4人で考えといてくれ!解散!」
部長の号令で、みんな急いで部室へ向かい、それぞれの帰路へ着いた。
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