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なにこれ…、僕今何したの…?
何が起こったかわからない不安と、何かを漏らしてしまった羞恥心、けどすごく気持ちよくて戸惑ってしまう。
れーくんは僕を抱きしめたまま、熱い吐息を吐く。
「これが抜くってこと。射精っていうんだけど」
「しゃ…せ………?」
「いずれ保健の授業で習うと思うけどね」
「なんでれーくんはこんなこと知ってるの…?」
「去年父さんに教えてもらった。というか、全部聞いた。だから広翼が知りたいなら教えてあげられるし、他の人にこういうことを聞いて欲しくはない」
抱きしめられていて顔は見れないけど、れーくんの声がいつもより少し怒っているようだった。
桜井くんに嫉妬してる…とか……?
そんなわけないか。
でも、なんだか嬉しい。
「でもこれとエッチな本の何が関係あるの?」
素朴な疑問を口に出すと、れーくんは僕の両肩を支えて距離をとった。
そして僕の腕を掴み、れーくんの下腹部へ誘導する。
れーくんのズボンは少しテントを張っており、少し手に当たったそこはとても熱くて硬かった。
「男は興奮するとこうなる。エッチなこと考えたり、好きな人のことを考えながらすると普通以上に気持ちいいんだって。だから抜くときにエロ本とかAVとか使う人が多いから、広翼は持ってるのかなって…」
「も、持ってるわけないよ!僕こんなことさえ知らなかったのに…!!」
「うん。今は疑ってないよ。変なこと教えてごめん…」
再び引き寄せられ、れーくんの胸に収まる。
れーくんの心臓がばくばく動いてるのがわかり、僕もすごくドキドキする。
さっき興奮すると硬くなるって言ってたよね?
れーくんは今何に興奮してるの?
僕……だったらいいな……。
「ごめん、広翼。トイレ借りるね」
「え、あ…、うん…」
れーくんの背中に腕を回した瞬間、れーくんは急いで立ち上がってトイレに行ってしまった。
トイレ、我慢してたのかな…?
恥ずかしさを紛らわせるために、窓を開けて外の空気を思い切り吸い込んだ。
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