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れーくんがトイレから戻ってきてからは、さっきまでのことが嘘だったかのようにいつも通り過ごした。
お風呂に入って、お母さんの手の込んだ料理を食べて、僕の部屋でゲームする。
お風呂はいるときに、パンツに白くて粘ってしたのが付いててすごく恥ずかしかった。
射精ってあんなのが出るんだ…。
変な匂いがするのが嫌で、綺麗になるまでずっとパンツを洗った。
れーくんは何事もなかったような笑顔で、あの熱い視線や吐息ももう感じられない。
思い出したらさっきのれーくんって、相当エッチだったんじゃ……。
「広翼、何考え事してるの?」
「うわぁ!あ、負けてる…」
「そりゃ広翼が全然コマンド入力しないから。あっさり倒せちゃったけど」
さっきのことを考えてるうちにゲームが始まっていたようで、僕は開始早々負けていた。
もうしばらくゲームを続けていたけど、少し眠くなってきて時計を見たら0時を回っていた。
「もうこんな時間……、布団出してくるね」
ゲームを消して立ち上がると、れーくんが僕の腕を引いた。
「広翼もう眠いんだろ?布団重いし、その状態じゃ危ないよ」
「でも…」
「一緒に寝よ?もし狭くて嫌だっていうなら、俺床で寝るから大丈夫だし」
「や、床で寝るのはダメ…」
「じゃあ一緒に寝ていい?」
「ん………」
もう眠気がピークにきてて、目を閉じればすぐに眠ってしまいそうだった。
れーくんにベッドに運んでもらい、僕は目を閉じる。
背中かられーくんの暖かさを感じ、抱きしめられているのかななんて思いながら眠りについた。
「ほんと可愛いな…」
そう呟かれた言葉は、眠っている僕の耳には届かなかった。
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