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「そっか〜!よかったよかった。二人とももともと距離が近いから確信ではなかったんだけど、少し雰囲気変わった気がしたからさぁ」
「でも、学園祭の時に付き合ったばかりで…。甘えたりするのも僕ばっかりだし、独占欲も…」
「え?海堂くん独占欲出しまくりじゃない?」
僕がしょぼんとすると、千早先輩が驚いたようにそう聞いた。
「だってさっきのもお風呂二人で入ろうってことでしょ?晴人と同じだよ。広翼くんの体を他の奴に見せたくなかったってことでしょ?」
「そ、そうですか?」
「絶対そうだよー!ていうか普段からすごいよ?気づいてないの?」
ありえない、と目で訴えられている。
れーくん、そんなに独占欲強いかな?
僕の方がれーくんを独り占めしたくて堪らないのに。
「広翼くんは少しネガティブすぎる気もするなぁ。すごく愛されてると思うよ?」
「でも……。あ、あの、千早先輩って、あの、チューって、その、どれくらいの頻度で、しますか……?」
僕の今の悩み。
れーくんがあれからキスをしてくれないこと。
先輩に聞くような内容じゃないのはわかってるけど、どうしても知りたかった。
こんな話エッチかな?
先輩にしちゃダメかな?
答えを聞けるか不安で目を瞑ると、軽い感じで返事をしてくれた。
「キスか〜。二人になったらするかなぁ?会える日は絶対にしてる……かも。どうして?」
「あ、え………」
エッチだ………!!!
あんなに恥ずかしくてエッチなこと毎回できるなんて…!
やっぱり長く付き合うと当たり前になるのかな?
「あの、れ、れーくんが付き合ってからしてくれなくて。でも、その、チューってしたら恥ずかしいし力が抜けちゃうっていうか、その…っ!」
「気持ちよくなっちゃうの?」
「………っ!!」
千早先輩の口から僕にとって恥ずかしい言葉がポロポロ出てきて、なんだか頭がパンクしそうだ。
こういう話は普通なの?
ていうか僕が聞きたいのはそっちじゃないのに!!
「どうしたらしてくれると思いますか?!」
「広翼くんからお願いしたらしてくれると思うよ?」
思い切って聞いたら、あっさりとした答えが返ってきて、少し拍子抜けした。
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