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拓海の家
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「…………………」
俺がうなずいた後、諦めたかのように “もういい” と呟いて奏田は部屋を出てった
部屋にいるのもなんだしとりあえず出よっかと言った拓海に手をとられ昼間の誰もいない閑散とした田舎道を歩く
さっきから拓海は喋んないし俺も特に喋ることがない…というかどこか拓海が怒ってる気がして喋りかけれない…
駅までついたのに拓海は止まることなく学校へ行く道とは逸れた道を歩いてく
「えっ……ちょ、拓海?」
ただ手をとられ知らない道を拓海について行くことしか出来ずに混乱する俺に何も言わずに少し歩くと1つの大きなマンションの前に来た
「……?」
「ここ俺ん家」
「えッ?!」
それだけ言うとすたすたと歩きエレベーターに入ると8階のボタンを押す
8階って……拓海の家、金持ちなのか…??
てかそもそもなんで拓海の家に……
と、エレベーターが鳴りドアが開く
806と書かれたドアの前まで行くと慣れた手つきで鍵を開け乱雑に靴を脱ぐ
とりあえず「お邪魔します…」と一声かけたもののどうしたらいいか困っていた俺の靴も適当に脱がせると再度手をとられ寝室へと連れてかれる
「拓海…?」
この時はまだ分かってなかった
拓海が何をしようとしてたかなんて……
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