アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
後悔①
-
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《あんな事、優太に言うつもりはなかったのに・・・》
想太は、とても後悔していた。
今まで伝えられなかった気持ちを優太に告げた後、気まずくなってしまい、思わず優太と誠の側から離れた想太は一人で先に寝床につくことにした。
ふいに、想太は窓から見える空を見つめながら溜め息をつく。
まだ寝るには大分早く、空が暗くなり始めた頃なのだが、己の気分を落ち着かせるためには寝てしまうのが一番良いと思ったのだ。
《さっき、ボクが優太に言った言葉は・・・ただの八つ当たりだ。それは分かってるけど・・・でも・・・今更、優太に何て言って謝ったらいいか分からないよ。》
想太は窓から離れて布団に横になったものの、心を支配するのは優太に対する後悔の念と自分に対する情けなさだった。
思わず、目に涙を浮かべた時・・・部屋の扉がノックされた。
「おい、起きてるか?」
「・・・・・・・・・」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
22 / 477