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ようこそ、王宮へ②
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「第二王子殿、申し訳ございません。こちらにいるナギのせいで、第二王子殿の命令を果たせませんでした。ですが、既にオークとゴブリンの村には火を放ちましたので、どうかお許しを。」
「・・・・ナギのせいで?」
シリカは深々とお辞儀して謝るサンには見向きもせず、その隣にいて不貞腐れた表情を浮かべるナギをジッと見つめる。
「まったく、騒がしいですね。これは何事ですか?」
「あ、シンだ!」
シリカとナギは少しの間、お互いに見つめ合っていたが、ふいにシンが現れたため、シリカは嬉々としてシンの元へと歩んでいきギュッとシンに抱きつく。
「あのね、シリカが命令をしたのに役立たずのエルフ達が命令を果たせなかったから、どうやってお仕置きしようか考えてるの。」
「・・・何かと思えば、そんな事でしたか。まったく・・・くだらない。」
シリカが嬉しそうな表情を浮かべながら、シンへと答える。しかし、シンは心の底から呆れたような表情を浮かべると、深い溜め息をついてから、キツく言い放つ。
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