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ティーナの酒場②
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「まったく、ナギったら…………デレデレと鼻の下を伸ばしちゃって!!本当に、バッカみたい!!」
「おい、ミスト…… バカとは何だよ、バカとは!?大体、そんなこと言ったら、このティーナっていう可愛い女の子に失礼だろうが!!」
ナギとミストの騒がしいやり取りを聞きながら、僕と誠は、とりあえずティーナから渡された酒場のメニューに目を通す。
――――すると、
「おい、ここいらじゃ見かけない兄ちゃんたちよ………勘違いするのも無理はねえが、ティーナは、こう見えても男だぞ。まあ、ティーナは男って言われるのが大嫌いだからな。」
ふいに、酒場では珍しく酔っ払った様子のない立派な髭を生やした初老の男の人が、カウンターからニヤリと笑いながら、僕達へと話し掛けてきた。
「もう~、ノルマンさんったら…………それは言わないお約束でしょ。それより、ご注文はどうする?あ、貴方たちに、お酒はオススメしないから……お料理限定でね。」
僕達一行が、ノルマンという男の人の言葉を聞いて、呆然としていると、再びティーナが男とは思えないような可愛らしい微笑みを浮かべながら、注文を聞いてきたのだった。
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