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会議の音
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ーNosideー
「これより、会議を始める」
校長の合図で会議が始まる。
この会議には、職員側の代表として『理事長』『学校長』『教務主任』。生徒側の代表として『生徒会』『風紀委員会』が選別され会議を行う。
会議の内容は毎回変わるが、必ず各学期が始まって1ヶ月が経った頃に不登校生についての会議を行うことになっている。
「今回の会議の内容は、不登校生についてです。今学期の不登校生は合計4名です。まず、1人目の生徒は__________ということです」
教務主任が1人1人生徒の情報を話す。
次にどうするかを話し合う。
「いつも通り全員Ωなのだから全員退学でいいのでは?」
校長がそういうと、
「うん、いいと思うけど……生徒会長くん言いたいことがありそうだね。言っていいよ?」
と理事長が言う。
「………では発言させていただきます。確かに全員Ωですが、1番最後の生徒、小鳥遊 音也ですが他のΩと比べ容姿はいいですし、学力も入試の成績は上の上でした」
「だからなんだと言うのだね」
「この生徒だけ退学にしないでいただきたい」
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