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5-31 都市伝説 side 倭人
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「あのさ、桜宮」
「何?」
ぐぅと両手を挙げて、伸びっ
きょとんとそのままの格好で返され、本当に可愛いなぁと目を細めてしまった。
「・・・なんだよ?
今日は出来たらゆっくり寝たいんだけど?」
あぁ、見過ぎて警戒されてた!
違う違うと慌てて否定しながら椅子から立ち上がって、桜宮の椅子を引いてあげる。
「うん、俺もゆっくり寝て欲しい。
疲れさせて、本当にごめんな」
立ち上がった桜宮の身体を、掬うように横抱きにして持ち上げる。
嫌そうな顔されたけど、肩に担いだあのときみたいに桜宮が暴れることはなかった。
「はぁ~
菊川って、こういうの好きなのか?」
「こういうのって?」
「乙女的な、恋愛的な、そんなの」
そういえば、桜宮から恋愛脳って言われてたな。
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