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9-18 特別棟
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俺の内心の焦りを全く知らずに、ヤマは俺の顔を見て真剣に語り出す。
正面からの怒濤の攻撃が、取り繕うとしていた自分に次々被弾。
「どうか、なんてしてない。
こんな可愛い番を持ったら、他のαに触られたくないって誰でも思う。
それに、カナの可愛いさはずっと近くにいたら色褪せるレベルじゃないし、むしろ、毎日カナといて、新しいカナを知る度に可愛いさが深まって・・・あれ、カナ、顔赤い?」
「気・の・せ・い・だっ」
ヤマの言葉も態度も、からかいじゃなく、真剣だから更にタチが悪いっ
耳まで赤くなっていくのが自分でもわかる。
αを装うために余裕がなかった俺を、可愛いなんて言うのは両親や親戚だけだった。
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