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しゅだん
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1本のコードを抜いて、体力が回復するまで1週間。
10本のコードを抜くとすれば、10週間かかる。
2本ずつ抜いたら死んじゃう気がする。確信はないが、1本であの辛さだ。きっとビックリして死んじゃうだろう。
けど、実況を休むわけにもいかないし実写も撮らなければならない。
10週間、つまり70日休んでしまえば、逆の意味で死んでしまう。
「なんとかしなきゃ…」
1人で悩んでも仕方ない為、唯一相談に乗ってくれるフジに最近はよく相談している。
すると、フジからこんな提案があった。
『俺たちどうせ男同士なんだしキヨが倒れたら触れないけど何かできるかもしれないし俺の前でしてみたら?それにキヨの語彙力じゃどんな状況か全く分からないし』
マジぶっ潰してやろうかと思った。これでも頭はいいはずだ。語彙力はある。
話が逸れてしまったが、フジは『俺の前でコード引きちぎってみてよ』という。コイツは変態なのだろうか?変態なのはもう知っている。
「はあ…やっぱり10週間やるわけにもいかないし実写もさっさと撮らないといけないから試してみるしかねぇのかな…」
解決方法が見当たらない今、やっぱりフジに助けてもらうしかないのかなと思った。
けど、フジは俺に触れもしないし一体どうするのかは分からない。ゴム手袋でも付けるのだろうか。
俺はそんなことを考えながらスマートフォンの電源を入れ、緑色のマークのアイコンをタップした。
『なあ、前にフジが俺に提案してくれたやつなんだけど』
『それしか手段ねぇからやってみてもいいか?』
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