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きたい ※
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冷たい日差し。
それを更に冷たくするようなレースカーテン。
冷たい。
暖かい何かがほしい。
俺は夢と現実を行き来しながら、暖かいものを探る。
ない。
寒い。
冷たい。
心臓の真ん中まで凍えるような冷たさは、俺を責め立てた。
「………ぁ……」
目が覚めると、見覚えのある天井だった。
俺の、寝室。
いや、俺の寝室ではなかった。
ここは、リビング、?ソファー、?
「いっっ………」
起き上がり周りの様子を伺おうとしたが、腰に激痛が走り見事作戦は失敗に終わった。
仕方なく、寝そべったまま視線だけで周りを見渡す。
何も、変わらない。
ただ、一つだけ変わった物を見つけた。
フジの、時計。
自慢してきたんだ。いい時計を買ったといちいち俺に。
流石にしつこかったので俺は覚えている。
なん、でだ?
テーブルの上にある時計を何とか手に取ってみようと、少し体を起こす。
走る痛みにも耐えながら俺はテーブルに手を伸ばした。
そして無事、フジの時計は取れた。
フジの時計を眺めながら、俺は何があったのかを必死に思い出そうとした。
「嗚呼…」
そうだ。
フジとシたんだったな。
そう思い出して俺は無理矢理起き上がり掛けてあった毛布を退いてみた。
やはり、俺は裸だった。
だから寒かったのかぁ、と馬鹿みたいな発想が頭の中に浮かぶ。
俺の性器を見てみると下に大きなバスタオルがひいてあって、俺のナカからは白いネバネバとしたモノがだらしなく出ていた。
「はら、いたい」
後処理は、期待を外れてされていなかった。
やっぱ、ただの道具だったり。
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