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どうがしている。何かのバグやウィルスにでも感染したのだろうか。
2Rはボタンを押して生命維持装置内の保存液体を放出した。そこから現れた人体兵器の少年を見つめ眉をしかめる。
すべての液体が放出されたが...人体兵器の少年は目を覚まさない。液体に濡れた身体に2Rは自身が来ていた戦闘服を羽織らせ研究所を後にした。
彼が目覚める前に研究所を出て行ってしまいたかったのだろうか。2Rの足取りはここから早く去りたい...そんなものだった。
ネットワークから切り離されたアンドロイドたちは意思と感情の制御から解き放たれ自由になった。2Rもそのうちの1台に間違いなかった。
廃墟の森を抜け、かつて栄えていた廃墟へと戻って来た2R。自身の住処に戻って来たはいいがB9AMという人体兵器の少年をどうしようかと悩んだ。
寝かせれるような場所もなければ座らせる場所もない
家具という概念はあるがそれを必要としてこなかった2Rにとって初めてベットやソファーなどといった必要性を認識させた。
「仕方ない...」
支給品の毛布がいくつか残っていたはずだ...未開封のままだが、つかえるといいが
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