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俺はおばあちゃん家に行くことになった。
電車で片道約5時間?だったかな。
田舎で好きな場所だった。
高校は転校になる。
苗字も変える。
神藤じゃなく一之瀬になる。
おばあちゃんの旧姓とか。
カラコンしてヘッドホンをつけて家を出た。
両親が居ない間に出てくと決めた。
俺は兄さんの葬儀に出ることを許されてない。
だから早めにこの街から出たかった。
見なれた人影
「碧、どこに行く」
「龍樹には関係ないよ。今まで俺の監視役お疲れ様」
龍樹は驚いた目をしていた。
知らないとでも思ってたのか?
わかると思うのに。
「碧!」
「……もう、この街に来ないと思うから。さよなら」
泣きそうになってた。
ごめん。
龍樹には悪いけど本当にこの街に帰ってこない。
あの家の跡継ぎだろうと…
他の人がなればいい。
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