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おじいちゃんとおばあちゃんが居た。
「大丈夫?」
〈感情が乱れてる〉
「あはは……っ、大丈夫だよ……」
自分の部屋に入った。
はぁぁ……
部屋から覗くともう、居なかった。
よかった。
「兄さん……」
〈碧、大丈夫?〉
「あはは……っ、どうかな……、友達って思ってたら監視役だし俺のせいで兄さんは……」
全部、俺が悪い。
こんな力があるからだ!
〈碧のせいじゃない。碧の話を聞いてても同じことが起きてたさ。これからは碧の力になれる〉
兄さん
どうしてそんなに前向きなの?
〈碧、俺たちがついてる。神藤家の血を継いだ碧だから出来ることがたくさんある。それを碧がやるんだよ。卒業するまでは父さん母さんが守ってくれる。卒業したら碧が決めたらいい。これからのことを〉
卒業したら、決める。
神藤家の血、か。
それでも継ぐことはないと思う。
きっと俺じゃない。
そう思う。
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