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電話でずっと、好きな人が居るとしか言わなかった。
相手は誰かわからない。
「……碧」
「んー?」
「……碧、男なら大丈夫なの?」
聞いたのか?
「そうだね。好きな人が居るなら告白するなりしたら?慧ならうまくいくでしょ?」
「あー、どうかな……」
慧にそんなに思われてる相手が羨ましい。
はぁぁ……
「……こっちに住むの?」
「イヤ、明日には帰るよ」
「そっか、また、碧と会えなくなるのか」
え?
それってどうゆう意味で言ってる?
「……碧のことが好き、です。ダメなら振って?」
慧が俺のこと好き?
え?
だから心の声が聞こえた?
「……俺、……俺も、好き……っ」
慧の顔を見たら泣きそうな顔をしてた。
頬にふれる
「……泣きそうな顔」
「……だって、……振られるって、思ってたから……」
そっか。
「ちゃんと好きだから。安心していいよ」
頷く。
心の声が聞こえてるって言った方がいいのか?
でもなぁ……
このまま、黙ってるのもあり?
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