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眠いのかうとうとしだした。
「眠い?」
「……眠く、ない……」
慧は寝た。
んー、俺の物っていう証が必要?
〈碧、よかったね。……まだ、不安?〉
「そりゃあ、ね……、いつ、あの時みたいに力が暴走するかわからない。おばあちゃんがくれた物があるけど……」
いつ、どうなるかわからない。
自分の未来すら見えないのだから。
「……あお、い……?」
ハッとして振り向くと
慧が起きてた。
「……聞いてた?」
頷かれた。
はぁぁ。
「ご、ごめん……、碧が持ってるのナツばぁから教えてもらった」
は?
おばあちゃんが?
教えてた?
おばあちゃん…知ってたの?
俺らの未来のこと。
「……そっか」
「う、ん……」
〈ナツばぁに頼んだんだよ?俺に碧の力になれることないかなって言った。そしたら……ナツばぁが教えてくれた。これから必要になるかもしれないって〉
……おばあちゃん
やっぱりわかってたのか。
〈碧の力になりたい。これから先も。ずっと、隣で碧の笑顔を見てたい〉
恥ずかしいことを
「おばあちゃんらしいな。これから慧に頼むから」
「うんっ!」
パァッと明るくなった。
わかりやすね。
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