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助けてくれたのは…
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ドゴッ
「ぐぅっ…」
「なっ…誰だよ!テメェ!」
僕は体にくるはずの痛みがこない事が
疑問に思い、何が起こったのか確認するため、
閉じていた目を開けた。
開けた先には、黒い服を着たサラリーマンの男性が立っていた。
「俺か?俺はここのお弁当を買っているもんだが?」
黒い服のサラリーマンの男性はそう答えた。
「はぁ?てか、てめえ客だろ?
客ごときが店員の話に首突っ込んでじゃねぇよ!」
梅澤はマジギレし、黒い服のサラリーマンの男性に向けて右腕を振り上げた。
「君…誰に対しても怒ると右腕を振り上げるんだな。」
黒い服のサラリーマンの男性はそう言い梅澤の右腕を掴み床に叩きつけた。
「ぐぁ…っ!」
梅澤は痛そうな悲鳴を上げそのまま意識を失った。
梅澤と一緒にいた女は梅澤の傍まで走り黒い服のサラリーマンの男性にこう言った。
「梅澤くんが負けるわけないんだから!
絶対今度こそ勝てるんだから!」
女は泣きながらそう言って梅澤を連れて帰った。
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