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恋の路地 浦島坂田船
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志麻side
俺はずっと前からうらたんが好きや
みんな、俺は坂田が好きって思ってるやろ?
俺はうらたんが好きやねん
でもこの恋は叶わない
「うらたん、飯行こ?」
「ごめん志麻くん、俺この後坂田と用事があって…」
「…そっか、悪かったな 笑」
そう、うらたんと坂田は付き合っている
せやから俺は絶対にうらたんには振り向いてもらえない
「はぁ…切ないなぁ…」
ぽつり、そう呟くとセンラくんがやって来た
「志麻くん、どしたん?」
「…グスッ…センラくん…」
「え…なんで泣いてるん…」
俺はセンラくんに、うらたんに片思いしてる事を伝えた
「そっか…それは辛いですわな」
「俺…どうしたらいいか分からなくて…
2人が付き合う前から好きやってんのに…なんでやろ…
なんでうらたんは坂田を選んだんやろ…」
「志麻くんももっと早く想いを伝えていれば
もしかしたら付き合えてたかもしれないですよ?」
「…そんな勇気無くて…
坂田と付き合うほんの前はうらたん女の子の写真見て可愛いって言うてたから…男には興味無いんかなーって俺諦めててん…見守るだけにしよて思ってたから…」
「…うらたん、本当にさかたんのこと好きで付き合ったんですかね?」
「え…?」
「だって、うらたんが女の子好きなら
さかたんと付き合う必要ないでしょ?」
「それはそうやけど…」
「センラ、直接うらたんに聞いてみますわ」
「え、なんで…」
「大丈夫、志麻くんがうらたんの事好きなんて
勝手に言ったりしませんよ」
「センラくん…ありがとう…」
センラside
まぁ…大体の予想はつくんですけどね
あ、いたいた
「さかたん、少しうらたん借りてい?」
坂「これからデートだけど…いいよ」
浦「ちょ、センラくんなに…?」
「ええから、こっち来て」
そう言って坂田から聞こえないようその場から離れる
「…なぁ、うらたん」
「ん、なに?」
「うらたんはさ、本当にさかたんが好きなんですか?」
「え、なに言って…」
「センラ、知ってるんやで?
うらたんが志麻くんを好きってこと」
「っ…俺は坂田と付き合ってんのに
志麻くんが好きなわけないだろ…」
「それは自分への言い聞かせや
いい加減にせえ、志麻くん泣いてんねんで」
「はぁ…? どうして志麻くんが…」
「志麻くん、2人が付き合う前から
うらたんのことずっと好きやったんよ?」
あ、やばい
志麻くんに言わないって約束したのに言ってしまった
ごめんなさい志麻くん…(←)
「は、え、そんな…そんなの嘘だ」
「?なんでそう思うんです?」
「だって志麻くん…女の子が好きだから…」
「女の子が好きやったら
志麻くん、うらたんのこと好きになってないで
まぁええわ…うらたんはそう思ってたから
志麻くんを忘れようとしてさかたんと付き合った…てことですか?」
「…うん…」
「あー…うらたん、志麻くんだけやなくて
さかたんまで傷つけるんですね…やれやれ」
「だってそれは…」
「あーもう…とにかく、はよさかたんとデート行ってきて
それでもしうらたんが志麻くんが好きって言うなら今回のデートでさかたんを振って
そしてちゃんと志麻くんにうらたんの気持ちを伝えてあげてください…じゃないと、志麻くん俺が奪うで?」
「…分かった…分かったから、取らないで…」
「ふっ…友人の好きな人なんて取りませんよ
センラ優しいですから」
「センラくん…ごめん…
センラくも志麻くんが好きなんだよね…?」
「…せやで。志麻くん泣かせたら、いくらうらたんでも容赦しないんで…志麻くんのこと、頼みますね」
センラいつからみんなの関係を繋ぐ役目になったんやろ…
まぁ、3人どうなったかはまた今度書きますね 笑
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