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気になる人 そらまふ
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僕には、気になる人がいます
昔からずっと一緒にいて、僕の一番の相棒
今日は僕達の他に、うらたさんとさかたんが来てて
4人でゲーム実況撮ってるんだけど
その人と目が合うたんび
顔が熱くなってその場にいれなくなっちゃう
「…疲れましたね。みなさん、何か飲みますか?
すぐそこに販売機あるので買ってきます」
「あ、俺コーラがいい!」
「お前それ以上太ってどうする。俺はお茶でいいよ」
「俺もお茶。一緒に行こうか?」
「あ、だ、大丈夫です。僕ひとりで持てます」
そらるさんの優しさに嬉しくなるがそれじゃ意味がない
僕はお財布を持つと、そそくさと家を出た
販売機まで着くと、はぁ…とため息をついた
僕なんで、こんなに好きなんだろ…
僕は人数分の飲み物を買うと、水道で顔を洗った
熱くなった顔を冷ますために
すると、後ろからポンッと叩かれた
びっくりした拍子に僕は水が口に入り噎せてしまう
「ゴホッ、ゴホッ…だ、誰ですか?!」
「あ、ごめん。平気か?心配になってやっぱ来た」
そこに居たのは…僕の大好きな人
そらるさんが立っていた
「えっ、なんで…」
「お前…顔赤かったし、具合悪いのかなって」
「僕は大丈夫なので…」
そっぽを向くと、僕の顔を覗き込んできた
「なに…俺のこと、避けてんの?」
「ち、違います…そんなことないです…」
「ならちゃんとこっち見ろよ」
そらるさんは僕の顎を掴み、其方へと向かせた
その瞬間、音や風が止まった
唯一動いてると分かるのは、僕の心臓の音
ものすごい速さで動いている
「そ、らる…さん…」
「まふ…?どうした?」
首を傾げ、僕を見つめるそらるさん
嗚呼、そんな顔で僕を見つめないで
この気持ちが抑えられなくなってしまう
「僕…そらるさんが好きです…」
「………え?」
驚いたような、拍子抜けしたような顔をしている
嫌われた…よね。もう僕、だめかもしれない。
「好きになってごめんなさい…」
「…なんで謝るんだ」
「だって…」
「お前の気持ち、ちゃんと受け止めるよ」
…え、ちょ…待って。どういう…
「どういうこと…ですか?」
「俺もお前が好きだ
だから、俺と付き合ってくれないか?」
え、待って。夢みたいだ。ずっと傍にいて、いつの間にか好きになって。でも叶わないと思ってたのに…
まさか、叶うなんて。僕には勿体ないほどの夢。
でもこれは現実…僕がいて、そらるさんがいて
その言葉を嬉しく思う僕がいる、嘘のような現実
「もちろんです!こんな僕でいいなら、お願いします…」
「これからもよろしくな、まふ」
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
「なぁ、まふくんたち遅くね?」
「ほんと。早くコーラ飲みたい!」
「だからお前なぁ…」
「…うらさんは、太った俺は嫌い?」
「うっ…その目ずるい(睨み」
「うらさんの目は怖いー!」
end
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