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部屋に入り、すぐにクローゼットを開く。そこに掛けてあった灰色のパーカーをハンガーから抜いた。
湊へそれを差し出しながら振り向く。
「制服脱いで、このパーカーでも着ろ」
って、もうすでに上半身が裸か。準備いいな。
……案外筋肉がしっかりついている。華奢な骨格をしているみたいなのに、どうやったらそんな風に細マッチョになれるんだ。毎日ダンベル持って鍛えてんのか。
濡れた制服を床に放り投げる湊。そのまま傍へ近寄ってきた。
ん、とパーカーを胸に押し付ける。
手首を掴まれた。
「何だ? これじゃあ嫌か?」
湊は可愛らしく微笑んでいる。
「ちょっと、さぁ」
――うわぁぁぁぁ表情が一変したぞ! 獲物を目の前にした豹のような、にたぁりとした笑みへ。
ぐいっと腕を引っ張られ、足がよろめいた。そのまま傍にあったベッドの上へ仰向けに倒れてしまう。
「海斗ぉ。俺はもう我慢が出来ねぇよ」
ひっ。上に飛び乗ってくるなっ! 腹の上に跨るな!
「いつになったらお前は俺のもんになるんだ」
その低い声を止めろ。首筋に顔を埋めてくるなっ!
「ちょっ、はぁ!? 下に悠馬と兄貴がいるんだぞ!? そんな状態でお前、まさか――」
「どんな状態でも関係ないね」
顔を上げてきた。目を覗き込まれる。
「俺は、お前の喘ぐ顔さえ見られればそれでいいんだ」
――大きな二重の瞳。目尻がほんのりと、赤い。
唇は更に赤い。そこからちらりと見える舌が、艶を放っていて……お色気、むんむんじゃあないっすか。
スエットの下から胸元へと手が入ってくる。え、えええこら、ち、乳首を触るなっ!
「あっ……お、おい。そこ……触る、なっ」
突然、思い切り指で摘まれ、引っ張られる。じんっと痺れたような熱が腰に走った。
ぐにぐにと頂点を押され、また摘まれ、こねくり回すように弄られて……糞、この部屋の空気が一気に卑猥なものに変化をしたように感じるぞ。
顔をじっと見られている。こちらの反応を伺っているのか。恥ずかしいだろ、やめろ。
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