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唾液に濡れた唇が下唇を引っ張ってきた。敏感になっている上あごの、ぼこぼことした部分を触るか触らぬかくらいの僅かなタッチで舌が滑ってきた。
「頬が、赤らんでいるぞ。気持ちがいいのか?」
キスの合間に尋ねられ、閉じさせていた目蓋が痙攣をしてしまう。
突然ペニスを根元から強い力で掴まれた。
「ぁっ」
声が漏れてしまう。
「ベッドに行くぞ」
キスをしたままの状態で誘導され、二人、ベッドに倒れこむ。
上に乗ってきた園川は唾液を糸引かせながら唇を離し、そのまま顔を胸へと移動させはじめる。
「震えているぞ」
乳輪を唇でなぞられ、背中が反り返ってしまった。
「寒いですからっ」
歯を食いしばりながら声を出す。
「そうか? ここはそう言っていないが」
勃起しているところをまた強く握られる。
「っあぅっ!」
胸元から顔を離した園川に目を覗き込まれた。
「本当に……こんな可愛い顔を見ているのが俺だけで、良かったと思う」
濡れたような声だ。
その間もゆるゆるとペニスを抜かれ、下腹部に熱が集まってゆく。
「いったい何を言い出す――っああっ!」
いつの間にジェルを用意したのだろう。尻の穴に粘着質な冷たい液体を塗りつけられ、ちらりちらりと入り口付近を指で弄られた。
「お前が興奮すると、な。こうして……」
中にぐじゅじゅじゅじゅっと入ってくる指。長さと太さからいって、薬指……。
「肌が、艶めきはじめるんだ」
声を押し殺しながら、与えられる快感に耐える。
はっ、はっ、と息が漏れてしまった。
「俺以外に見せるなよ」
首元で囁かれ、笑ってしまう。
「あなた以外にっ……こうして売ることはない、ですから」
中を暴れまわっていた指が、いいところに当たって――勝手に腰が揺れてしまう。
「……そうだな」
少々寂しそうな響きに聞こえたのは気のせいだろうか。
入っている指が二本に増やされた。そんな状態で、乳首を強く吸われる。
暑い。
男の身体とは便利なものだ。
果ててしまいそうになる感覚を必死で落ち着かせていると、園川が指を抜いてきた。
「足を開いた上体で膝を曲げて、足首を掴め」
言いながら身体を離してゆく。
その命令に従うと、にやりと不敵に見える笑みを送られた。
「そのまま俺を見ていろ」
膝の上に腰を乗せられる。これでは……入ってくるところが、丸見えで。
先が穴に当てられる。
ぞぞぞぞっと肌に、鳥肌が走った。
みちみちと、穴の壁が無理やり広げられる感覚。
壁を擦って奥まで入ってくる園川の、熱。
「っぁぁぁああっ!」
背中を仰け反らせたくとも、重力がそこにかかっているのでできない。
思い切り受ける快感は少々痛かった。
そこで停止をされ、園川が身をかがめてキスをしてくる。
答えている間に彼の大きさへ穴が馴染み――勝手に、ひくついてしまった。
「こうして、いつまで……」
細く出た彼の台詞が止まった瞬間、中のものがずんっと入り口付近まで抜かれた。
「っぅあっ!」
伸ばしてしまいそうになる足。足首を持つ手へ更に力を入れた。
膝に乗せられていた腰がベッドの上へと落とされて、今度は強く腰を打ち付けられ――もう。
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