アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
秋の夜、月の影
-
「……ぁっ、や、め……っも、……やめろって…ば……っ!ぁっ、あ…ぃ、ひ、ぅあっぁっ!」
この男とセックスをするのは嫌いだ。執拗に、俺の快楽を引き出して、俺を貶めようとしてくる。
「もっとしてくれ、だろ?αなのに、Ω専属のAV事務所で、…っ、働くような変態なんだからさぁ。セックス、大好きなんじゃないの?」
「ち、ぁっ……ちぁぅ……っ!」
「はは、呂律回ってないよ。」
違う。別に、セックスが好きだからこの仕事をしてるわけじゃない。そもそも、撮影のときのセックスはそんなに気持ちよくない。いや、射精はするしその程度には気持ちがいいのだけれど、声だとか表情だとか半分以上は演技だ。生理的な欲求を発散できる程度には、気持ちがいい。けれども、その「程度」である。
こいつとするときの、俺が俺でいられなくなるような、いてもたってもいられないような、そんな感覚は、知らない。
「まぁ、違うだろうな、って…、知ってるけど…!」
「ひ、ぃあ…っ……!」
奥を抉るように穿たれて、また目の奥で光が明滅した。
他の仕事相手とするのとは違う。丁寧に丁寧に、快楽で貶められて、自由を奪われる。
まあつまりは、こいつとは身体の相性が非常に良いのだ。死ぬほど認めたくないが。
「またイったの?」
ぐいと顎を掴まれて、定まらない視線を合わせられた。
「イくときはイくって言うように教えたよね?」
「う、るせぇ…」
そう言って睨むと、たまらないという顔で秋史は笑った。
「ふーん。」
「あ゛っ!?」
白濁に濡れたものを掴まれて、先をぐりぐりと指で弄られる。
何度もイかされたうえ、イったばかりで敏感になったそこに、強い刺激を与えられて、快感というよりは最早痛みに近い感覚に俺は身を捩った。
「ぃ゛っや、いや、ら゛っ……それぇ……!」
「可愛くないこと言うから。」
秋史は逃げようともがく俺を押さえ込んで、なおも刺激を加える。
「ぁ、あッ……く、そ……しね、……しね、おまぇ……なん、か…ぁ゛っ…!」
「あっは、まだ余裕か。」
そう言ったかと思うと、今度は俺の中に入っていたモノの動きを再開した。
「ぁああ゛っ!だめっ、やぁ゛っ……あっ、りょうほ……しぬ、むりっぁ……ひぁあ、アッ…っ!」
「ごめん、俺…っ、まだイってなかった、からさぁ…っ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
3 / 6