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18歳以上ですか?
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綺麗な男の子
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城についてからヴェールを外し、今風呂に入れているであろうルーナを部屋で待っていた。
すると部屋の扉が開きユージンが入ってくる。
アルバートはピクッと反応する。
それを見て呆れた様子で自身が仕える主を見た。
「さすがに、まだかかりますよ…。
にしても、少し臆病そうですがなかなかに可愛らしい子じゃないですか?まぁ、流石に買うとは思いませんでしたけど?」
「…あぁ。だがあれで14歳だとはな。これからの食事で何とかなるか…。」
「あそこで売られていたのですからまともな食事にはありつけられなかったでしょうね。
まぁ?急に言い値で買おうなんて言うとは思いませんでしたけどね?」
「………………悪かったと思ってる。それに関してはお前にも相談してから買えば良かったとな。でも後悔はしていないぞ。」
「はぁ。いずれにせよ買うつもりだったんですね。まぁ、いいです。私が仕える主は貴方ですから、その決定には従いますよ。」
二人がそんな会話をしていると、こんこんっと控えめなノックが扉を叩いた。
かちゃりとゆっくり扉を開いた先に居たのは、先程までの汚れた少年ではなく白いワンピースを身に付け漆黒の髪をさらさらとさせた綺麗な少年だった。
黒い髪と白の仮面が相まってミステリアスな雰囲気を漂わせる。
「ぁの、お風呂……ありがと、ございました。」
その声に二人はハッとする。
「い、いえっ。ではこちらへ。お腹がすいているでしょう。食事を用意しましたので食べましょうか。」
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