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温泉旅行
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「涼さん…」
俺は涼さんの柔らかな唇に口付けをする。
「あっ……ふぅっ…」
その目は蕩け、もっとと強いるように目線は揺らぐ。
「ん…っ…」
先程からチラチラと見え隠れしている涼さんの肌。
思わず服の隙間から手を入れ白い肌に指を滑らせれば涼さんは小さく喘いだ。
このまま奪ってしまおうか。
ニヤリと口元を歪ませたその時、
ブー、ブー、ブー
自分のケータイから着信音がなりはっと我にかえらざるおえなくなってしまった。
「もしもし…?」
邪魔された、という思いから声が自然と不機嫌なものとなってしまう。
『もしもしそらくん?』
「あ、しのぶっち…」
しまった、電話の相手はしのぶっちだったのか。
『もしかしていま忙しかった…?』
「そんな事ないよ!大丈夫!」
しのぶっちは俺の声が不機嫌な事に気がついたらしく気を使ってくれた。
しのぶっち、怖がらせちゃったかな。
「ごめんね。それよりどうしたの?何か用事?」
『あ、うん。そろそろ夕食の時間だから一緒に食べたいなって。』
そう言われて窓の外を見ると大分暗くなっていた。
もうこんな時間になっていたのか。
「分かった。じゃあ今からそっちの部屋に行くよ。」
『うん、バイバイ。』
そうして俺は通話をきった。
「涼さん、これから晩飯食いにしのぶっち達の部屋に行くんだけど…って涼さん?」
涼さんを見ると何か怒っているように俺を見ている。
「どうしたの?」
「むぅ…」
なにその表情、超可愛いんですけど。
ムッと膨れた顔に見蕩れていると、涼さんはスクっと立ち上がった。
「空太くんのバカ。」
涼さんはそれだけ言うと部屋を出ていった。
俺は何が何だか分からないままその後をおい部屋を出た。
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