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わー
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「何、お前。日本語もわかんねぇの?」
ぐっ...俺は文系って言っても国語は苦手なの!
そういうと中嶌くんは可哀想だというような目をこちらに向けてきた
「もー!あ、中嶌くんもしよかったら一緒に帰らない?」
俺に誘われたことが意外だったのか、驚いて目をパチパチさせている
多分、ていうか絶対。
中嶌くんはいい子だと思う
「ぇ..ぁ、俺でいいなら...」
中嶌くんは戸惑ったような声を出してから承認してくれた
中嶌くんが片付けをしている間にわざと忘れていった化学の教科書を鞄に入れた
中嶌くんも片付けが終わったようなので2人で廊下を歩き出した
そしてくだらない話をしていて、ふと気になったことがある。
中嶌くんの名前ってなんだ?
クラスメイトだけど関わることなんてなかったし、名字だけしか知らない
「中嶌くんの名前ってなに?」
「?中嶌だけど?」
中嶌くん、実は天然なのか?
「あー違う違う!下の名前!」
「あー...遙、って言うんだ。女みたいな名前だろ?」
「ん?そう?俺の弟も漢字違うけど遥だぜ?」
そういうと中嶌くん、もとい遙が泣きそうな顔をしていた
多分からかわれなかったことに安心しているのだろう
「んー。遙かー。じゃあハルで。」
「...おう!」
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