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メランコリー東京・・・・4
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4
「ね……ぇ……杉田さん……」
ボクの両脚の間に顔を埋めて、傷を消そうとでもしてるかのように、杉田さんはしつこくしつこく舐め続ける。杉田さんの唾液と僕の透明なミルク(もうミルクとは呼べないもの)がおまんこにたらたら垂れている。
「もういいよぉ……」
「なに?」
舐めながら僕を見上げて、今日は使わないって言ったのに、意地悪におまんこに指を差し入れる。もう、おまんこは濡れすぎてすぽすぽ……。そりゃあ準備はしたけどさあ。食事した後のセックスは若干不安があるんだもん。
「ぁぁん……」
「見て、もうこんな」
杉田さんはガチガチに勃起したおチンポを膝立ちになってボクに見せつけると、そのまま唾液とミルクでとろけたおまんこに亀頭を入れてきた。先っぽだけをちゅぽちゅぽと僕のおくちがおしゃぶりする。
「んぁぁ……やだぁ……だめぇ……」
「え?だめなの?」
「だめ……あぁ……」
だめなんだけど、自分で腰が動いちゃう。腰を浮かして、ちょっとだけ突き出すと、つるんと亀頭を飲み込んでしまった。
「だめじゃないじゃん」
「……ぁぁん……」
とろーんと杉田さんを見つめるボクの髪の毛をくしゃくしゃにかき回して、杉田さんはボクにキスをする。そのまま、腰を押し付けて、おチンポぜんぶ入っちゃった。
「あっ……」
だめなのに……。でもボクはキスに夢中になってしまった。深く舌を絡ませあって杉田さんが腰をゆっくり打ちつけて来る。
「ぁあんっ!……ぁぁっ…ぁんっ」
喘ぎながら、ボクは必死に杉田さんの舌を追う。
杉田さんの息がどんどん熱く荒くなる。
「待って、ゴムつける……」
切羽詰まった感じで杉田さんはいったんボクから抜け出した。
「あん……」
すごい角度のおチンポを揺らして戻ってきた杉田さんが、ゴムをつける前に、ボクはおチンポにしゃぶりつく。
先っぽから、もうミルクがトロッと溢れてる。
「まさゆき、だめ。イっちゃう」
杉田さんはボクをもう一度ソファーに押し倒すと、ゴムを投げ捨て一気に入ってきた。
「ぁああんっ!」
腰の動きはいきなり早くなり、両腕を膝裏に差し込みボクを折りたたむようにすると、上からの角度の深いストロークでおチンポが何度もなんども叩きつけられ、ぶちゅっぶちゅっと水音が響く。
ボクの胸に汗が落ちる。
「ぁんっぁんっぁんっぁんっ!ぁあああ!」
深くて、激しくて、お腹が苦しい、呼吸がままならない。
久しぶり。嬉しい。声が抑えらんない。
「ぁああっっ!んぁぁぁっん!」
脚を大きく開いて、杉田さんを深く誘って、クリトリスから潮を吹きながら、ボクは泣いた。
涙が溢れて止まらなくなった。
ちょっと自分でもよくわからなかったけど。
泣いてる僕を見ても杉田さんの激しさは衰えなかった。
ただ黙って片手でぼくの両頬を交互に拭ってくれた。
ボクは杉田さんに抱きついた。ぎゅーっと抱きしめて、もっと奥まで来てってねだった。
「まさゆき……このままいっていい?」
杉田さんの声が焦ってる。ボクがこくこくと頷くと同時に、一番奥に突き立てて杉田さんがイッた。
ボクね、ボクね、ボクね……。
悲しかったの。
悲しかったの。悲しかったの。
男と別れるのなんか、捨てられるのなんか、もう慣れてたんだけど。
膨らんできたおっぱい、ボク本当は嫌だったの。
なんだかボクじゃなくなるみたいで怖かった。
だけど彼に愛されてたから。
ボク、彼に愛されてたから。
過ごしずつ変わってくるボクを見て喜ぶ彼が嬉しかった。
彼に変えられていく自分が嬉しかった。
でもね……彼がいなくなった時、ボクわかった。
ボク嫌だったんだ。
女になるのが。
彼がいなくなって、自分が組み立てかけで捨てられた出来損ないのおもちゃみたいに思えた。
完成しないおもちゃ。部品が足りないおもちゃ。
ママ、ママ。
「ママ、ボク大人になったら女の子になりたい」
「大人になったら、しあわせな女の子になりたいの」
ママ……
ボク、あなたが大っ嫌いだったよ。
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