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昨日から普通に授業が行われていた。
この学園は進学校なので、中学の頃のように授業を妨害する者はいなく、シンッとしている。
僕のいた中学校はかなり荒れていたと思う。
授業中に席を立ったり、話したり、眠ったりは当たり前で、先生の話を聞いてる者はほとんどいなかった。
先生達はそれを注意もしなかった。
┈┈
こちらをずっと睨んでいた谷戸くんでさえも、授業が始まれば真剣にノートを書いていた。
Aクラスだということも関係しているのかもしれない。
今までと全く違うクラスの雰囲気に新鮮な気持ちになる。
僕は昨日 早速休んでしまった分も頑張らなくてはいけない。
────
4限まで終わり、昼休憩になった。
教室も廊下も一気に騒がしくなる。
ぞろぞろと食堂へ向かっているようだった。
「 叶瀬、ちょっと便所行ってくるから教室で待ってろ。」
その後、食堂へ行こう。
そう言った金城くんに、「 うん。」と返事をすると、金城くんは教室を出ていった。
┈┈教室には僕しかいない。
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