アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
35 (金城 裕太 side)
-
トイレから戻ると叶瀬の姿はなく、教室には誰1人としていなかった。
「 あいつ、教室で待ってろって言ったのに」
一体どこへ行ったんだ。
廊下や近くの教室を覗いてみるが、叶瀬の姿は見当たらない。
「 ┈┈はぁ、どこ行ったんだ、あいつ。先に食堂にでも行ったのか??」
しかし、食堂にも叶瀬らしき人物は見当たらなかった。
何かあったのだろうか。
またどっかで倒れてるとか??
谷戸にまたちょっかいかけられてるとか?
誰かにリンチとかされてんじゃねーだろーな。
いや、それはこの学園ではまず無いか。
色々と考え出し焦り始める。
「 あー、連絡先聞いときゃ良かった」
もしかしたら入れ違いで教室に戻っているかもしれない。
そう思い教室に戻ったが、やはり叶瀬の姿はない。
「 ほんと、どこいったんだ 叶瀬のやつ。」
そういえば、外はまだ探していなかったな。
教室の窓から外をチラリと見る。
「 あ、発見」
窓から見える中庭のベンチで 猫を撫でている叶瀬をあっさりと見つけた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
37 / 42