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「でも‥聞こえた気がした。泣いてる声が聞こえた気がしたから‥そろそろかと思って」
「‥何が?」
「え、いや?」
「‥なに?」
「やー…まさか素っ裸で泣いてるとは思わなかったけど」
何か‥隠したよね?
絶対隠したよね?
そろそろ?
何が?
「あれは‥風呂上がり異常に眠くて‥そのまま寝ちゃっただけで」
「髪は乾かしてから寝ろよ」
「‥」
そんな事はどうでもいい
そろそろ?
て事は時間的な事だよな‥んー。
もぞもぞと寝返りを打ち稔さんに背中を向けて考える。
「ねえ、永久」
「‥ん?」
「俺に裸で背中向けるとどうなるか知ってる?」
「‥ん?っ!?」
振り返ろうとすると体をがっしり抱き締められ後ろにあてがわれる稔ジュニア。
「ちょっ、やめろよ?」
「無理だな」
「っひ‥あっうそ‥あっ、っ゙」
「ん、中どろどろ」
そりゃそうだろうよ。
気失うくらいガンガン突いて中に出しまくりやがって、腰痛ぇんだよ。
「も‥出ねえだろっ、ふっあ」
「禁欲生活してたから全然出るね」
「っん゙‥ちょ、動くなっ」
ゆるゆると動く腰に合わせ、ぐちゅぐちゅと中から聞こえる粘着質ないやらしい音は俺が言った動くなの言葉でピタリと止まった。
「動かなくてもいいけど‥辛くない?」
「っはあ‥んっ、抜いてっ」
「抜いていいの?ひくひくして‥動いてほしそうだけど」
「っ‥んっ稔さっ」
中に入った熱源は、ピタリと鍵が一致するように穴を押し広げている。
抱き締める為に前に回った稔さんの手を握り締めれば、首から背中にかけて舌先で舐められる感覚。
「っ‥はっ‥はあっ」
「腰動いてる」
「っちがっんん」
快感から逃れようと体を動かす度、ぐちぐちと音を立て逆に刺激されてしまい理性が保てない。
「動いていい?」
「ん‥動い‥てっ」
「んっ‥」
「あっ、んあっ‥はあ」
稔さんの吐息が首筋に当たって‥ぞくぞくするっ
「気持ちい?」
「きも‥ちっあっ稔さっ」
「んっ、‥こんな滑りいいのに、キツいとか締めすぎ」
「みのっ稔さっ‥っあ」
「‥もっと鳴いて」
「近所迷惑っ」
言って気付いた。
こんなボロアパート筒抜けだろうっ
近所迷惑もあるけど、行為の音なんか聞かれても恥ずかしすぎるし気まずい。
「今更。それに隣は空き部屋だよ」
「し‥下っ」
「留守」
「何でっ分かんのっ、ん」
気持ちいい所をわざわざ外して突き続けるなんて‥テクニシャンかっ
「分かるから。」
「じゃあっ‥そろそろって何っ」
「そろそろはそろそろだよ」
この期に及んでもまだはぐらかすっ‥くそ、俺がそろそろ落ちそうだっ
「だからっ‥何がそろそろかってっ、あっああ」
「‥そろそろ‥俺が恋しくなったかなって‥っ」
「んっあっあっ、そこっやあっ」
せっかく会話が進みそうだったのに体制を変えられバックで深めにぐいぐい。奥まで入ってヤバい。
「嫌?じゃあこうだ」
「ん‥っは‥っはあ」
ずずっとギリギリまで抜かれカリが入り口を引っ掛けながら数センチの行き来を繰り返す。
これはこれで‥キツい
「恋しくって‥言った?」
「言った」
「自信満々じゃねーか!」
後ろを振り返り睨みつける。
効果は多分ない。だって四つん這いで下半身暴れまくってる野郎が涙目で睨んでも‥
「いやあ‥全然?」
「嘘付けよっ」
「嘘じゃないよ?自信があったのは‥俺の気持ちだけ」
頬を撫でる体温が‥
甘く体を疼かせる
絶対認めない
絶対稔さんは確信犯だっ
一年かけて少しずつ‥俺と俺の周りを確実に固めていくような、腹黒さが見えた
しかも昨日とは打って変わって余裕の笑み
でも‥でもさ
それって一年もかけて、俺の事‥大切にしてきたって事だろ
俺はそんな‥そんな気持ちを‥一年も浴び続けていたんだ。
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