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いってらっしゃい
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「添那汰さん、口に合わないでしょうか…?」
考え事をしていると、郁さんがシュンッとして
耳を垂らした犬のように聞いてきた
「いやっ、そんなことない!美味しいです…」
「よっよかったですっ!!」
一瞬で笑顔に切り替わり、尻尾を振っている
「優汰、そろそろ行かないと遅れますよ」
「わかってる」
右腕とは、社長のお守りもしないと行けないようだ
「添那汰兄さん、いい子にしててね?帰ってきたら携帯買いに行こう?」
あっ、携帯のこと忘れてた…
「うん、ちゃんと待ってるよ」
「では、優汰ほんとに遅刻します」
「郁さん、食器は僕が洗っておくから行っていいよ」
「いえっ!それは…」
「いいよ、ほら早くしないと遅れちゃうよ」
「すいません、よろしくお願いします!」
やっぱ、可愛いなぁ
「優汰、郁さん、いってらっしゃい」
「うん、添那汰兄さんいってきます」
「添那汰さん、いってきます!」
向かう先が中学校とは、やはり思えない…
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