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腕枕
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目を覚ますとベッドの上だった
「あれ…?昨日……あっ」
昨日のことを思い出しカァーと赤くなった
僕は優汰としちゃったのか……
なんかいろいろ言った気がするけど大丈夫かな?
隣で眠る優汰の顔をのぞき込む
「腕枕して疲れないのかな…」
片方は腕枕で、片方は僕の肩に回っている
ガッツリ抱きしめられてる感じ
身動きが取れない…
目が覚めてしまって、寝ているだけでは退屈になってしまった
身動きが取れない中、何とか片手を抜き出して優汰のほっぺを抓る
「ん、」
「優汰、起きて。腕離して」
「………やだ」
「はぁ」
また、寝始めたよ…
あぁー暇だ
壁に掛かっている時計に目をやると7時30分を回っていた
「優汰、学校は?」
「今日…土曜…」
土曜日か……
なんか、当分起きなさそうだなぁ
全力で腕を解くことにしよう
取り敢えず、向き合ったままだと優汰の手を解けないから、優汰に背中を向けたい
「く、うぅー……んー……はぁっ」
よし…なんとか反転することができた
背中に回っていた手が今はお腹にあるので優汰の指を解く
「あれ…?固くない?なんで?…寝てるよね…?」
指が固く握られていて解けない…と思っていたら
ギュッ
力強く引き寄せられた
「うっ、」
背後から声を掛けられる
「添那汰…どこ行くの…?」
「いや、目が覚めたからリビングに行こうと思ったんだよ」
「土曜日だし、もう少しゆっくりしようよ…」
僕は1度目が覚めると当分寝られないくらいぱっちり目が覚めてしまう
「んー、じゃあさ、リビング行こうよソファーで膝枕してあげるから」
「添那汰は…?何、してるの?」
「昨日、郁さんがタブレット持ってきてくれたでしょ?設定しようかなって」
「んー、わかった」
よし、なんとか説得完了
「じゃあ、起きて毛布持って行ってあげるから、手を離して」
「ん、」
「先に行っていいよ」
まだ目が覚めていないのか、フラフラとリビングに向かう優汰
毛布を持って、僕も優汰を追いかける
ソファーに僕が座るとすぐ寝てきた
そこに毛布を掛けてあげて、テーブルに置いてある箱を開ける
両手には収まりきらない少し大きめのタブレット
淡々と設定をして、気になるアプリを入れる
暇だから料理とかもしたいし
レシピが載っているアプリとか入れておこうかな
そうやってやってる内にかなり時間が経っていた
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