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二十七話
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森瀬山に登る。
意外と坂が急で、段が大きい階段を登ったりと大変だった。
地面が湿っぽく前を歩いていた生徒が滑って転んだり、なにかとトラブルがあった。
「うわっ」
危うく滑って落ちるところだったが、生徒二人に支えられ、落ちずにすんだ。
生徒二人には申し訳ない。
しばらく進んでいくと樹齢何百年の御神木の様な大きな木があった。
なんだかその回りだけ涼しかった気がした。
なんだかんだで山頂に着くとそこには
平たい広場と、
目を見張るばかりのマーガレットの花畑が広がっていた。
「矢野先生、ちょっと良いですか?」
と立花先生に呼び出され、
マーガレットの花畑の中の通路に行った。
本当にマーガレットが美しかった。
そういえば何の用件だろうかと思い、聞こうとするときだった。
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