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疵(きず) 18
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髭の男が 俺を抱き寄せて
優しく 口づけをして くれた。
戸惑い。
いけない!
身を任せてはいけない!
心地よい 快楽に流され身を任せたら、その先には セックスが
セックスしてはいけない。
セックスは出来ない。
セックスは全裸でスルもの。
全裸になりたくない。
服を脱がされたくない。
でも 本当は 見て欲しい。
でも 見られたくない。
この上半身だけ 見て!
褒めて欲しい。
優しく この胸を愛撫して欲しい。
そのくちびるで
その舌で
愛撫して欲しい。
胸までならセーフか?
腹までならセーフか?
腰までならセーフか?
腕ならセーフ?
太ももまでならセーフ?
膝までならセーフ?
もっとキスして。
興奮と あたたかな その腕と胸。
啄むように 触れていたくちびるが やがて深くなり 口内に 温かく濡れた舌が入ってくる。
鼻が当たっている 頬が 少しひんやりする。俺の顔が上気して 熱くなっているから 冷たい鼻先がくすぐったい。
後頭部をあたたかな大きな手で支えられて 背中にはもう片方の腕がしっかり支えてくれている。
やがて 髭の当たる処がムズムズしてくる。俺が舌をそろそろと動かすと 唇の上にも 下にも 髭がある。そっと舌で髭の根元から先に動かす。
何度も舌を往き来させると
顔を少し離して 俺の顔を覗きこんで 髭か痛くない?と訊く。
こくこくと頷いて 顔を見られることが恥ずかしくて その胸に顔を埋める。
すると強く抱き締められ 離れたかと思うと 顎に指が触れて 優しく持ち上げられた。
じっと見詰められる。その目は優しくて 吸い込まれていきそうで。
やがて 顔が 近づいて 優しい口づけを与えられた。
口づけは 深くなり 俺も そのくちびるが 欲しくて 大きく口を開けて 舌を迎え入れた。
舌を追いかけて 下くちびるを舐め軽くくわえて その肉感的な唇を軽く咬む。
優しく押し倒されて 口づけをすると 俺の口から 溢れた唾液が俺の口から頬を伝って 耳の近くに流れていく。
それを優しく舐め取られながら 相手のくちびるが 俺のくちびるを通って 顎 そして耳に当てられる。
とても 気持ち良い。
腰から背中へ 頭のてっぺんから 抜けていく 初めての 疼き。
このくすぐったいような 落ち着かない ときに電気で痺れるような モヤモヤした もの。
これが快感と言うのか?
危ない。これに溺れたくない。
溺れてはいけない。
この先 何が待っているか わかっている筈だ。身を任せてはいけない。
下唇を強く噛んで正気を保つんだ。
足を動かせ!その存在を思い出せ。
我を忘れてはいけない。
それでも
いつのまにか
俺は裸だ。
今まで 触れたことのない
あらぬ処がに
いつの間にか
異物感?
俺の茎を 扱かないで!
ああぁぁぁーーっ!
俺は吐精の快感と共に 目が覚めた。
夢。
セックス か ………。
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