アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
#episode.118 ウサギしか見てない
-
〜恋side〜
「ドライヤーとか、うん、いろいろ持ってくる。」
お風呂から上がり、バスタオルを体に巻いて出てきた。
赤津は恋に水を渡すと2階に向かった。
どうやらここでする気らしかった。
(なんで抱くのかな……そんなに、演技にのめり込んでるのかな……)
恋はぐるぐると思考を巡らせる。
不思議なのはもちろんだったが、やはり嬉しい気持ちの方が勝っていた。
「恋、髪乾かすよ。」
いつの間にか戻ってきた赤津は毛布の上にドライヤーやローション、ゴムまで乗せている。
毛布は恋にかけ、赤津は上から持ってきたのか、パーカーを羽織っていた。
「……よし。」
しばらくして恋の髪を乾かし終え、赤津もさっさと自分の髪を乾かすと、恋の隣に座った。
「ベッドって思ったんだけど、なんか、ここがいいなとか思っちゃって。」
赤津がそう言い、先ほどのように恋はソファに押し倒された。さっきと違うのは、毛布に包まれていて、赤津との距離が少し近く、暖かいことだ。
「恋、いい?」
恋はこくりと頷く。
すると赤津はキスをしてきた。
それは、最初はやはり啄ばむようなキスで、徐々に深くなり、舌を絡められる。
チュ、チュ、と音がして、恋はそれが恥ずかしかった。
赤津は右手で露わになった胸をなぞるように触る。
「ん、んぅっ……んんっ……」
左手は下に伸びていき、唇を絡めたまま、愛撫される。
「んっ……んんっ……ん、ンッ!」
先ほど出したばかりのはずのソレは、赤津に触られればまた勃ちあがり始めた。
「ん、んん、んん!」
そのまま上下に扱かれ、甘い声がくぐもって聞こえる。
「っふぁ……っあっ!あ、ん……んんっ……」
唇を離されると、甘く高い声が上がり、恋はそれが恥ずかしくて口元に手をやる。
赤津は毛布を少しまくり、ローションを手に取ると、手のひらで少し温めて恋の後孔に塗ってきた。
「ぅ……んっ……」
「指、入れるから。痛かったら言えよ。」
「っは、い……」
ツプ、とローションの音がして、赤津のゴツゴツとした指が中に入ってくる感覚に、恋はゾワッとした。
浴室で少し解されたおかげか、痛みは無く、少しの圧迫感があるだけだった。
「動かすよ。」
赤津はそう言うと、入り口付近をゆるゆるとゆっくり出たり入ったりさせる。
「っ……ん、ぅ、んっ……」
膝を立てさせられ、足と足の間に赤津の体が入る。
それにより、少し後孔が広がったのか、圧迫感がなくなった。
赤津は指を第二関節あたりまで入れ、くい、と中のある一点を刺激した。
「ひぁ!う、んぁ!」
前立腺だ。
優しく、しかし的確にそこを刺激する赤津の指に、恋は声を上げないように必死で口元を両手で押さえた。
「恋、声、聞かせてよ。」
「ぅんっ……やぁっ……」
「恥ずかしい?」
恋はコクコクと頷く。
すると赤津が耳元に口を寄せてきた。
「……誰も見てないよ。ウサギと俺しか。」
赤津がそういうので、ハッとして机の方を向けば、確かに赤津からもらったウサギのぬいぐるみがこちらを向いていた。
それを見て恋はむしろ恥ずかしくなった。
「ね、ウサギしか見てない。俺は、恋の声、聞きたいから。」
耳元でそう囁く赤津の声は、色っぽくて、恋は腰がずくん、となる感じがした。
そんな恋の気持ちを知ってか知らずか、赤津は指でまた、前立腺を刺激してくる。
「ふっぁ……あぁっ、んっ……」
「恋、ないて。」
赤津はそう耳元で囁くとクリッと前立腺を擦った。
「ふぁぁぁっ!」
恋はそれに腰をビクンッとそらせる。
恋のモノからは白濁が溢れていて、それが恋のお腹を汚していた。
「毛布、とっていい?」
「はい……」
赤津は毛布をとり、自分もパーカーを脱ぐと再び後孔への刺激を始めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
144 / 832