アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
#夏祭りのその後【翔也×明希編】
-
※いつもよりかなり長めです。
〜翔也side〜
「ん…しょ…やさん…」
「ん、起きた?」
「わ…!ごめんなさい!!」
家に入り、寝室に向かう途中で、明希は翔也の腕の中で目を覚ました。
「ううん。大丈夫だよ。」
「運ばせちゃってすいません…」
「疲れてた?すごい熟睡してた。」
「なんか…安心してました…隣に翔也さんいるんだって思ったら眠たくなって…」
明希は頭を翔也の胸の方に預けながら瞼を閉じ、そう言う。
男性の前で目を閉じるという行為は、明希にとっては容易いことではない。
翔也がいるから、と安心して目を閉じてくれるのは、翔也としてはとても嬉しいことだった。
「明希ちゃん、今日はさ、電気消してエッチしてみる?」
それは、明希にとってはものすごく恐怖を感じることだろう。
まさに無理やりされたことを思い出す状況だ。
だが、逆に、これが克服できれば暗いところでも眠れるはずだった。
「…翔也さん…ずっとそばにいる…?」
「うん。ずっといるよ。無理だったら途中でやめてもいいし、怖いなって思ったら遠慮なく言っていい。でも暗くていいこともあるから、知ってほしい。」
「…じゃあ…やります…」
「うん。怖かったらすぐ言って。いつでもやめていいんだからね?」
明希はコクコクと頷いた。
明希は抱きかかえたままで寝室に入り、ドアは少し開けておく。
密室にはしたくなかったからだ。
電気をつけることなく、ベットの方に向かう。
カーテンが開けっぱなしのため、窓から月明かりが入ってきていた。
「ベット、寝かせるね。」
カタカタと小刻みに震えている明希に、優しく声をかける。明希は頷くだけで、翔也の浴衣の合わせ目をぎゅっと掴んでいる。
そっとベットの上に明希を下ろし、頭を優しく撫でる。
「明希ちゃん、こっち見て。」
明希はぎゅっと目を瞑っていて、視界に翔也を捉えない。それでは恐怖が倍増するだろうと思い、そう声をかける。
明希は恐る恐るといった感じで目を開ける。綺麗なまつ毛は涙に濡れていて、まだやはり怖かったのだろう。
「しょ…や…さ、ん…」
「うん。俺だよ。」
体には触れず、ただ頭を撫でる。できるだけ優しく微笑み、優しい声を出す。
「シ…ないの…?」
「俺たちいつもすぐする?」
そう尋ねれば、明希は少し考えて首を振る。
翔也は行為前のコミュニケーションの時間を大事にするタイプだ。
ムードとかどうとかというより、リラックスさせること。それが翔也が意識していることだ。
だから普段、何もせずに頭を撫でたり、抱きしめあったり、キスをしたり、そういうことをしてから行為に及ぶのだ。
「今、明希ちゃんとエッチしようとしてるのは誰?」
「翔也…さん…」
「うん。そう、俺だよ。」
「…ぎゅって…してください…」
「うん。」
明希を優しく抱きしめて、背中をさする。
段々と明希の浅かった呼吸が落ち着いてくるのが翔也にもわかった。
「キスしていい?」
そう聞けば、ゆっくりと頷く。
明希の柔らかい唇に、自分のそれを重ねて、触れるだけのキスをする。
一度唇を離して、目を合わせ、もう一度唇を重ねる。
啄むようなキスをして、唇を舐めると、少しだけ、明希が唇を開いた。
その隙間に舌を入れれば、遠慮がちに明希からも舌を絡めてくる。
浴衣の合わせ目を掴む明希の手に力が入っている。
「明希ちゃん、脱がすよ。」
「はい…」
明希の浴衣の帯を解く。
その下の伊達締めも解けば、はらり…と浴衣がはだけて、明希の白い肌が露わになる。
翔也はその白い肌に手を這わせる。
そして胸まで手を滑らせ、先端には触れずに、周りだけを撫でるように触る。
「ん…っ…翔也さん…」
「うん。ここにいるよ。」
明希の不安を少しでも取り除くように、浴衣の合わせ目を握りしめている手の上に自分の手を合わせる。
「…翔也さん…名前呼んで…」
「明希。」
できるだけ優しい声色になるように気をつけて、いつものような呼び方ではなく、はっきりと名前を呼んだ。
すると明希が、ホッと息をついて微笑んだ。
「翔也さん…好き…」
「うん。俺も明希が好きだよ。」
「もう大丈夫です…翔也さんとシたい…」
月明かりに照らされている明希の頬が、ポッと赤く染まった。
「うん。シよっか。」
「あ、の…今日は俺も…する…」
「え?」
「く…口で…」
それは何より明希が嫌がることのはずだった。
暗闇で無理やり口淫をさせられたことは、明希にとってはかなりのトラウマで、明るい時でも、たとえどんなに好きな翔也のものでもできなかったことだった。
「無理しないでいいよ。」
「したいんです…嫌ですか…?」
嫌だなんてとんでもない。翔也はそう思った。
「わかった。じゃあ明希ちゃんが上になろっか。その方がしやすいと思うし、俺もしたいから。ね?」
明希は頷く。
今度は翔也が帯をとって寝そべる。
「おいで。」
明希は恥ずかしそうにしながらも、足を翔也の顔の方に向けて、翔也に乗っかるようにして座る。
そして浴衣を開いて下着をおろした。
「明希ちゃんに脱がせてもらうとか新鮮。」
「は…恥ずかしいから…あんまりそういうこと言わないでくださいよ…」
「明希ちゃんも下着脱がすよ。」
明希が頷いたので、前傾姿勢になった明希の下着を脱がし、モノをそっと触る。
まだ半勃ちのソレをゆるゆると扱く。
「あ…ん…もう…触んないでくださいっ!」
「なんで?」
「…できないじゃないですか…」
「ふふっ…いいじゃん。一緒に気持ちよくなろ?」
「…ずるいです…」
明希は顔を真っ赤にして、視線を翔也のモノに戻す。
明希の小さな手がすでに完勃ちの翔也のソレをそっと包み込む。
(両手とか…可愛い…)
明希が顔を近づけ、小さな舌が翔也のモノに触れる。
フェラなど初めてされたわけではないが、明希がしていると思えば、翔也の興奮は倍だった。
チュ…と吸われて、ピクッと翔也のモノが反応する。
遠慮がちに舐められ、その温かさと程よい気持ちよさに翔也は息を詰めた。
思ったより抵抗のない様子の明希に安心しながら、翔也も明希のモノを口に含む。
「んあっ!ちょっと…翔也さんっ…」
「ん?」
「もう…」
明希は突然の刺激に体をピクッと震わせながら、また行為を再開する。
小さな口の中に含まれ、翔也の体も震える。
「…っはぁ…明希…っ…」
いろいろなことが相まって、快感が増し、思わず吐息が漏れる。
チュプ…チュポ…と音を鳴らしながら、口を上下に動かされ、翔也はまた吐息を漏らす。
(さて…そろそろやりますか…)
翔也はローションを取り出し、指を濡らすと、もう一度明希のモノを口に含み、指は後孔にあてがった。
「んぅ?!」
突然の刺激に驚いたのか、明希が翔也のモノを口に含んだまま声を上げる。
翔也は指についたローションを塗り広げるように明希の孔を撫でる。口では明希のモノを愛撫し、器用にこなしていく。
明希も負けじと翔也のモノを愛撫するが、時折、ピクッと腰を跳ねさせる。
翔也は明希の力が抜けてきたことを確認し、孔に指をゆっくり入れる。
「ふぁっ、翔也さんっ、まって!」
翔也はわざと前立腺を擦るように指を入れたため、明希は翔也のモノから口を話し、体を反らせた。
「んっ、あ、やっ…あ、あっ、あ!」
指を増やしながら、口を動かす速さも上げる。
「んぁっ!あ、あぁっ!だめっ…あ!」
明希の声が徐々に甘く高いものになり、腰がビクビクと跳ねる。
「ん…っ…あ…」
指を抜き、先走りと翔也の唾液でトロトロのソレを解放してやる。
「明希ちゃん、こっち向いて。」
「…気持ちよくなかったですか…?」
明希は翔也の腰にまたがり、不安げにそう尋ねる。
「ううん。気持ちよかったけど、明希の顔見たいし、明希と一緒によくなりたいから。」
そう言うと、明希は顔を赤くして翔也から目をそらす。
「挿れていい?」
明希は俯いたまま、コクンと頷く。
翔也は器用にゴムをつけ、明希の後孔にあてがう。
「自分で挿れてみる?」
「へっ?!」
「初めての騎乗位…なんてね。」
「…やります。」
「え、冗談だって!無理しなくていいよ。」
「い…から…今日は…俺が…っ…」
孔にピトッと翔也のモノを当てて、ゆっくり腰を落としていく明希。
「っ…ん…はぁっ…おっき…い…」
明希の艶やかな声が、余計に翔也のソレを大きくする。
「あ…も…おっきくしないで…」
「明希が悪いよ。」
「ん…っ…ふぅ…あ…はぅ…ん…」
ゆっくり吸い込まれるように中に入っていくソレがよく見えて、翔也の興奮を煽る。
「…んっ…は…はいった…」
やっと入りきって、明希はそのまま翔也のお腹に手をついてハァハァと息をしている。
「よく頑張ったね。」
手を伸ばして明希の頭を撫でてやる。
「んぁっ!も…動いちゃだめっ…」
プツンと頭の中で音がなった気がした。
「…ごめん、動くわ。」
「ふぇ?…んぁ?!あ、あ、まって、あ!しょ…やさんっ…!」
ゆっくり引き抜き、ゆっくり挿れる。
的確に明希の良いところを狙うようにピストンを繰り返す。
「あ…っ…あ…」
明希の口から甘い声が漏れ、腰がビクンと震える。
「明希、気持ちいい?」
「んっ…あ…ふあっ…あ!あぁっ!」
「気持ちいいのー?」
コツン、と前立腺を狙って突く。
「あぁぁっ!き、もちい、きもちいからっ…そこばっか、だめぇっ…」
快感に、生理的な涙が伝い、明希の頬を濡らす。
突く度にきゅっ、きゅっと中が締まり、翔也も快感に顔を歪めた。
「明希っ…好きだよ…」
「あっ、あ!しょ、やさんっ…しょうやさん…っ…すきっ…あっ!すきっ…!」
スパートをかけるように良いところばかり狙って突き上げる。
「ふぁっ!あ!も…だめっ…しょうやさんっ…イっちゃ、あ、あ!」
「いいよ。一緒にイこ。」
「んやっ!あ、あぁっ!あぁぁっ!!」
ビクッとひときわ大きく震えて、明希のモノから白濁が溢れる。
その時の収縮に搾り取られるように翔也も続いて吐精した。
「あ…はっ…んっ…」
ゆっくり明希の中から抜いて、明希をベットに寝かせて体を拭いてやり、自分も後処理をすませる。
そしてもう一度ベットに潜り込む。
「ん…ぎゅ…」
もう眠たそうな明希が、翔也の方に手を伸ばす。
それを優しく掴んで抱き寄せると、あっという間に寝息を立て始めた。
「ふふ…おやすみ、明希。」
なんだか色々あった気がする夏も、もう終わりだ。
だが、明希との関係はこれから始まっていく。
そう思えば、自然と頬が緩むのを感じた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
227 / 832