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次の日、そのヘッドホン男を探す為に俺は珍しく朝から学校に来ていた。
よくよく考えると、ずっとヘッドホン付けている奴なんてそうそういないだろうし、その時たまたま付けていただけかもしれない。
たったそれだけの情報だけで探すなど無理な話だ。
第一、ヘッドホンずっと付けている奴がいたら印象的で忘れ無いと思うんだけど……
……あ。いたわ。
本当にずっと付けてるのかよ。
教室の隅の方で携帯をいじっているヘッドホン男。
見た感じは…うん。陰キャだな。
『なぁ、ちょっと話したい事があるんだが。今いいか?』
ヘッドホン男に話しかける…と、
「えっ、い、今ですか?」
『川瀬のことについて話がある。少しだけだから』
「あ、お、俺はな、何も、してないです!!」
っと慌てて逃げようとするヘッドホン男の手を掴み引き止める。
『いや、まだ何も言ってねぇだろ。とりあえず、ここじゃ話せねぇ。空き教室行くぞ』
ヘッドホン男が逃げないように腕を引き、空き教室へ向かった。
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