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ストーカーと僕 4
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「お前は、またか」
「っす」
放課後、下駄箱で僕のストーカーは僕を待ってる
僕が盗聴器を回収する音をイヤホンで、聞いてたんだろ
「これ、やめろよ」
「うす」
回収した盗聴器をストーカーに返す
これもいつもの事だ
ストーカーは一応返事をするが、明日になればまたどこからか盗聴器は見つかる
何個の盗聴器を僕の周りに仕掛けているんだか
「先輩、うち来ないっすか」
「お前の部屋は僕だらけじゃないか」
このストーカーの部屋の壁は一面僕の写真だらけだ
盗った文房具の類も大切に保管されていた
気持ち悪かった
「貼り替えたっす」
「新しい写真にか?」
「っす」
全く変わってないじゃないか
「来ないっすか?」
この後予定がある訳ではない
ストーカーでも暇つぶし位にはなるだろう
僕が嫌がる事は絶対してこないからな
「分かった、行こう」
「っす」
このストーカーは、こんなに幸せそうに笑えるのか
幸せを噛み締めるような顔が出来るのか
良いな
仲のいい友達がいるんだろうな
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