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添田家 3
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あれから彗月と別れてからずっと栞に質問攻めをされていた。
「ねぇ!游來!何で添田家の彗月様と知り合いなの!?」
「さぁな。」
「しかも何か游來のこと呼び捨てで呼んでたし!」
正直凄く五月蝿い。
別に彗月が俺の事を游來様と呼ぼうが游來とか呼ぼうがどうでもいい。
「五月蝿いわ!ボケ!」
「もぅ!なんで答えてくれないの?」
「理由はない。」
「てか次なんだけっ?」
「体育。」
「あぁ〜俺出ようかな…」
「俺は出れないからな。」
「本当体弱いなぁ〜」
しょうがないだろ。
幼い頃からの病弱さ故なのだから。
それにしてもよく救急車で病院に運ばれたな…
毎回付き人をしてくれたのが彗月と彗月のお父様だったな…
俺が本当に信じられるのは彗月だけだからな…
栞には悪いと思ってるけどな…
「クチュン」
やばっ?風邪かな…
喉痛いし…
叫びすぎただけか…
ドン
「宮ノ越か。」
「田邊か…」
「先生ぐらい付けなさいよ!何様よ!」
「強いて言うなら游來様かな?」
田邊先生は彗月の担任の先生で彗月の事を気に入っているらしい。
俺は気に入られてないみたいだけどな…
「朝から添田くんが游來様、游來様って言ってたけど本当に何様なの?」
「だから游來様。」
「もう!貴方別に添田君より家柄が良いわけでもないのに!」
「じゃあヒントをあげる…」
「ヒント?」
出血させ大サービスだよねw
俺がこんな奴に本当のアレを言うなんてね。
「旧姓、桜田だよ。」
「桜田…?」
超ポカーンってしてるw
まぁせいぜい今日1日考えときなよ。
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