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日常3
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「メシ、出来たぞ。」
「雪也、いつもありがとう!」
近づいて来たと思ったら、いきなり頬にキスして来やがった!
「……オイ、いきなりやめろよ!」
「さっき、料理終わったら、キスしていいって言ったよね?」
「していいなんて、言ってねぇだろ!」
「恥ずかしがっちゃって、かわいいんだからぁ。」
こいつ……
「はいはい、もう食べるぞ!」
恥ずいから、さっさと食べ始める。
「雪也、美味しいよ!」
「…うん、良かった。」
いつも大したもんじゃねぇのに、褒めてくれて、喜んでくれる。
ひょっとして俺、いい奥さんになれるんじゃねぇの?なんつって!
いやいや、バカか俺…。
しかも、奥さんってなんだよ。
「雪也?どうしたの?」
つい考え込んで箸が止まってた。
「いや、なんでもねぇよ。」
「雪也がなんでもないって言う時は、何かある時だよね?僕、それくらい知ってるよ?」
こいつ、なんでもお見通しかよ…。
「…大したことないのに、いつも美味しいって言ってくれるなぁと思っただけだよ。」
「僕は本当のことしか言わないよ。美味しいからそう言ってるだけだよ。」
「…そう、それならいいけど。」
「雪也、本当はそのことじゃないでしょ?」
「え!?な、なんで、だよ!」
「ふふ、慌てちゃってかわいい。雪也はすぐ顔に出るもんね。」
こいつに隠し事は出来ねぇか…。
でも、恥ずかしすぎて、あんなこと言えねぇし。
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