アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
対価3
-
もうすぐ家に着いちまう…。
俺だって男なんだから、覚悟決めなきゃだろ!
ドアの鍵を開けた途端…
キラキラ王子スマイルが、どアップで目の前に広がった。
「雪也、おかえり!」
「…お、おぅ。そんな近くにいたら、ビックリするだろ。近ぇよ。」
「雪也の気配がしたから、思わずここまで出て来ちゃったよ。入ったら?」
「っ!…な!や、めろよ!」
入ったら?と言い終わらないうちに、ニックスの腕が俺の腰に回って、抱き寄せられていた。
「んー、朝ぶりの雪也のいい匂い〜。」
「っ!!」
鼻をくっつけて首筋の匂いをかがれて、ビクッとなってしまった…。
「ふふ、今日も感度がいいね。」
こいつー!
「…このエロ王子!離せよ!靴脱げねぇだろ!」
「ごめんごめん!最近の雪也、色気がダダ漏れで、僕の理性がいつまで保つか、怪しくなって来たよ。」
離してくれたのはいいけど、なんでこいつまで智紀と同じこと言ってくんだよ。
「…それ、大学の友達にも言われたんだけど、そんな訳ねぇだろ。」
「え?友達にも言われたの?その子どんな子?雪也のことが好きっていうこと?」
…は?
智紀が俺を…?
「そんな訳ねぇだろ!智紀は男友達だよ!」
「そうかなぁ?雪也の色気に気づくということは、雪也に気があるからだと、僕は思うけどな。」
…そんなこと考えたこともねぇし、まさか、1年半も友達やってきたのに?
「会ったこともないのに、おまえの考えすぎだっつーの。」
「じゃあ、今度会わせてくれる?」
「え?それはちょっと…」
ニックスのこと、なんて紹介していいかわかんねぇし…
それは無理だろ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
53 / 77