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episode.02-2
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その後支度を終え、俺たちは街にきた。
護衛の4人は兵服を身に纏っている。
俺は公務なので王族の証、丈の短い青いジャケットに、金色の紋章が入ったバッジをつけている。
男1「ジュエライドだ…」
男2「ジル王子様の城下視察だよ」
男3「あの青いジュエライドは?アクア様じゃない」
アクア=アクアマリン。ジュエライドの1人だが今日はここにいない。
男1「この前お触れに出てたやつじゃないか?なんでもムーン様とジス様から武器を奪ったらしい」
男2「とんでもない実力者じゃないか」
街中に出れば様々な声が聞こえてくる。王族について、街の現状、他国の話…。様々な情報を仕入れるためにも、この城下視察はかかせない。
ジル「ラズ、レイから離れないように」
俺がそう言うとラズは頷いた。
ラズは、俺に命を捧げると言ってきた。
理由を尋ねても、そうするべきだと感じたからだとしか言わない。
ラズは、自分の命を、あまり大事にしていないように思う。いつでもなげうつ覚悟があるといえば聞こえはいいが、そうではない。ラズがここに来る前、何かがあったのだ。
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