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episode.03-7
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翌日、19時。
ハンス「ジル様」
俺は今、ラズの部屋にいる。ラズが俺の部屋にいるからだ。
そこにハンスがやってきた。
ジル「入れ」
ハンス「失礼いたします。昨日の依頼の件で参りました」
ラズの過去が、これで明らかになってしまう。知りたいが、少し怖かった。
果たして自分は全てを受け入れる覚悟があるのか?俺は自分に問うた。
答えは、決まっていた。
一目惚れとはいえ、この3ヶ月弱の間、ラズと過ごして、純粋な少年なのだとわかった。
人前で感情を出すことはないものの、ラズは時折、とても優しい顔をしたりする。
植物を手入れしている時。
動物を相手にしている時。
ジュエライドのみんなが話しているのを見ている時。
笑顔を見せることはないものの、少し柔らかい顔をする。
ラズを知れば知るほど、愛しい気持ちが募った。そして、もっと知りたいと願った。
ジル「聞かせてくれ」
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