アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
episode.06-5
-
※目線戻ります。
それから、ひどく忙しい数日が過ぎ、ついにラズの発情期がやってきた。
だがすぐに契りの夜を迎えるわけではない。
発情期は一般的に3〜5日程度続く。
だがラズの発情期は1週間続く。
それはどうやら番を失ってからずっとそうなようで、おそらく今回も1週間続くものだと思われている
だから俺と契りの夜を迎えるのは、発情期の6日目。
それは薬の効果が確実に現れるようにである。
これはケヴィンが診察で割り出したことであり、これだけ発情期が重いと抑制剤も効かないということは、避妊薬も効きにくい場合があるということだった。
よって、少し長めに期間を設け、確実に避難できるとの確証が得られるのが6日目とのことだった。
"ケヴィン「いいか、番関係を結んだら、必ず毎月、この発情抑制剤を打たせること」"
ケヴィンはそう言って注射器と液体を処方してきた。
それは万一にも俺がそばにいない場合に発情期が訪れた場合に備えてなのだそうだ。
番になってからのラズの発情期は予測がつかない。それがケヴィンの診断だった。
そして、契りの夜は、刻一刻と迫っていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
47 / 300