アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
episode.07-3
-
もう、理性なんてかけらも残っていなかった。
ラズが発するフェロモンは、俺が今まで耐え忍んできたものとは段違い。
もともとあてられにくい俺としては、Ωの発情期に発されるフェロモンに対して理性を保つのはそう難しいことではなかった。
だがラズが発するこのフェロモンは、俺を強く強く惹きつけた。
ジル「ラズ…」
チュ…チュ…と首筋にキスを落としていく。
その度にラズの体がふるりと震える。
俺はそっとラズをベットに倒す。
ベットにはいつもはないベールが張られていて、もしも人が入ってきてもすぐにはベットの中が見えないようになっていた。
あぁ、ラズの声が聞けたら
俺はそう思った。
ラズ「ふっ…はぁっ…はぁっ…」
声の代わりに吐息が漏れる。
それはさらに俺を惹きつけた。
ジル「ラズ。触るよ」
ゆっくりとドレスをまくり、裾から手を入れると、一瞬、ラズの体がこわばった。
やはり怖いのか。
ジル「大丈夫。大丈夫だ。力を抜いて」
俺がそう言って頭を撫でると、ラズは遠い何かを見るような目をした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
50 / 300