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episode.11-5
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クレアside
マキシムに抱かれたあのとき、俺の中で、何かが
パリン
と音を立てて割れた。
なんだかもう、全てがどうでもよくなった。
叶うなら、リヴィにもう一度会いたいな、なんて
そんなことを思ったけど
リヴィはきっと
もう2度と俺と会ってくれない。
だって俺は汚い。
αなら誰でも受け入れようとするこの体は
汚いんだ。
目が覚めたら、本当にリヴィはいなかった。
代わる代わるいろんな奴がやってきたけど
誰なのかわからなかった。
俺がわかったのは、深青色の目の
あの少年だけ。
ラピスラズリ。
あぁ、リヴィ。
俺、リヴィに会いたいよ。
そんなことを考えて、ラズと歩いていたら
急に路地裏に引き込まれて
ラズと俺は眠らされた。
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